音楽バンドのような働き方が来る時代、という話

昨年、コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言が出たころかと思いますが、
私が所属している経営者団体、中小企業家同友会の知人が集まって交流する会が発足しました。

終身雇用制度が崩壊していくなかでの働き方とは何か

発足といってもオフィシャルというよりも有志が不定期にZOOMで集まっているわけですが、
それがなかなか刺激的というか、良い時間を過ごさせてもらっているな、と感じています。

前回の交流の場では、将来の就業形態について意見を交わしました。

終身雇用制度が崩壊していくなか、自分たち経営者はどのような働き方を社員に提供していくべきか、
また、経営者を含めて働く人たちは今後、どのような考え方を持っていくべきか、などでした。

終身雇用はもう過去にものになりつつあり、定年まで働ける保証はありません。
そして副業をする人たちや、フリーランスとして活動する人たちが増えている時代です。
思うに、一社だけで生活の基盤を構築していることはすでにリスクになっているのかもしれません。

未来の就業形態は音楽バンドのようなもの、という考え方

そんなことを考えているとき、会に参加している先輩経営者から音楽バンドの例がました。
「音楽バンドは気に合う仲間が集まって行動するけど、それだけじゃない」というお話でした。

なるほど、音楽バンドは最初こそは音楽性(志)をともにする仲間で結成されるけど、
それは永続的なわけでなく、メンバーの脱退や加入もある。
バンドの顔であるヴォーカルが変わることすらある。
バンド活動を続けながら誰かがソロ活動したり、別ユニットを結成したりということもある。
一方で、結成から誰一人欠けることなく、変わらないまま活動しているバンドもある。

もしかしたら、仕事や就業形態も、将来的にはそんな感じになっていくこともあるんじゃないか、
と思いました。いや、そうなっていく必要があるのかもしれないです。
1つのところにとどまり続ける必要はないし、プロジェクトごとの契約というのもアリでしょう。

そして、そういった就業形態を認めたり、整えたりすることが経営者に課せられたことかもしれません。

音楽バンド
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