この9月から神奈川県中小企業家同友会の経営指針作成部会がスタートしています。2023年度の秋開催コースでついに61回期です。私が受講した48部会からは早くも6年が経過したことになります。今回もできる限り参加しようと思います。
経営理念や経営計画、10年ビジョンなどを3ヶ月かけて作成
神奈川同友会の経営指針作成部会では、約3ヶ月かけて、経営理念や経営計画、10年ビジョン、社風などを成文化していきます。文章にしたり経営計画を作成したりするのですが、作るというより「考える」のがこの作成部会といえます。3か月間、ある意味仕事よりも何よりも優先し、成文化にすべてのエネルギーをついやすことになります。また、受講生に関わるメンターといわれるOBが熱心に関わるのも特徴です。私も受講から数年が経ちますが、できるだけ参加するようにしています。
さて、冒頭のあいさつで、受講生に向けて大切にしてほしいこととして、以下の3つの話がありました。
- 諦めない
- 素直さ
- 過去と他人は変えられない
諦めないは大事ですね。経営者は特に「なにがあっても諦めない」という人が多いように思います。成功するまでやり続けるというか。私もなんだかんだで経営を続けているわけですし。続けている限りは何かの拍子に上向くことはあるし、成功する可能性はなくならないわけで、「諦めない」という姿勢は大事ですね。
また「素直さ」も重要です。自分のやり方に自信を持っている人もいればそうでない人もいますが、少なくとも今日現在まではやってきているわけです。その少なくない成功が枷になって、助言を受け入れられなかったり、自分のやり方にこだわりすぎてしまったりということがあると思います。私もたぶん、自分では気が付いていないこだわりや頑固なところがあると思うのでこれは意識しておきたいですね。
そして「過去と他人は変えられない」。過去はもちろん、他人を変えることもできません。他人を意のままにコントロールできないというか。変わるきっかけを与えることはできるかもしれませんが、変えようと思っても変わるものではありません。それをつい勘違いして、どうにかしてやろう、とおもってしまうものです。しかし、強制しても結局のところ、その人が変わるわけではありません。ではどうするか、変わるのは自分です。自分の意識や経営姿勢が変わることによって、社員の意識や働き方が変わり会社が変わります。ですので、変わるべきは自分ですね。変わる必要がある、気づくきっかけがあるのが経営指針作成部会なのかもしれません。
ということで、本部会もすでに3日目が終わりましたが、私もOBとして可能な限り参加し、学んでいこうと思います。