サービス業でない会社はどこにもない

ディズニーが掲げるサービスとは

2月5日に、私が所属する神奈川県中小企業家同友会の第24回共育講演会に参加してきました。今回はコロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となりましたが、「ディズニーの仕事が楽しくなる感動のエピソード」というタイトルで、有限会社加賀屋感動ストアーマネージメントの加賀屋克美代表をお話を聞くことができました。

何のために働いているのか

共育講演会は、神奈川同友会が例年、「社員さんが楽しく聴いて、為になる、元気になる、やる気が出る」を掲げて開催しています。
毎年、感動的な話が聞けたりするのですが、今回も仕事の本質をズバッとついてくる素晴らしい会でした。

何と言っても「何のために働いているのか」ですね。まさに経営理念、志の部分です。
今やっていることは業務内容なのか、何を目的に今の仕事をしているのか。

私たちはつい「今の作業」をやっていることとして言いがちです。
しかし、そうではなく、大切なのか「何を達成するためにその作業をしているのか」

働く目的とは何なのか、ですね。本当に、経営指針で学ぶところと完全一致です。

そして、タイトルにも書いたことでもある、どの会社もサービス業である、ということ。どの会社にもお客様がいる以上、サービス業であることに違いありません。
当社は制作会社ですが、自社の行動や事業の「すべては顧客サービスにつながっている」ということを改めて考えてみようと思います。

どの人も特別である

ほかにも「どのお客様も特別である」こと、はとても勉強になります。

私の事業ではお客さんが入れ代わり立ち代わりということはありませんが、
目の前の初めてあった人を「特別な人」として接しているだろうか、
その人は何をもってアクセスしてくれたのだろうか、
直接顔を合わせることはなくても、問い合わせやサイト訪問でも同じだと思います。

その視点で考えると、まったく足りていないな、と反省しきりです。

どちらの視点で人を見るか

もう1つ、参考になったのは「ハッピーグラス」「バッドグラス」です。

黄金のメガネと暗黒のメガネというそうですが、
簡単にいうと、ハッピーグラスは、良い点や共通項を見つけて、ポジティブに捉えたり承認したりすること、
バッドグラスは、足りていない部分を注視したり、違いを否定しネガティブに捉えることです。

社員教育において、どちらが成長を促進しモチベーションをアップさせるかは明白です。

そして、興味・関心を持つことの大切さも学びました。

最近私が考えているのは、社員教育は管理でも監視でも監督なく、「関心」と「観察」なのではないか、ということです。

その人に関心を持ち、興味深く観察し、必要に応じて接する。

もちろん人で植物ではありません。しかし、何もせずに放っておいて良いわけなく、関心を持って日々観察することは欠かしてはいけないと感じるようになりました。

では社員に対してできているかというと、まだまだですが。

とにかく振る!

加賀谷代表が最後にお話しされていたのは、「行動する」ということでした。
思いを突き通すことの大切さ、それを実現させるには、とにかく行動です。
見た目で判断したり諦めたりするのではなく、何事も「やってみないと分からない」ということから、行動に移すことで何かが得られるということでした。

何かを得るためにはバットを振り続ける。見逃し三振では何も起こらない。
バットを振らなければボールに当たりません。

そして「ゲームセットは自分で決める」「それまでやり続ける」

経営者は自分で判断できることが多いはずです。ゲームセットも自分で決められます。
ゲームを終わらせることは簡単ですが、まだまだバットを振り足りない。もっともっと限界までバットを振り続けようと思いました。

育つ、教育、成長
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