今回は、私がマッチングイベントなどで在宅ワーカーさんとお会いした時に伝えていることを書いていきます。
在宅ワーカーさんに伝えていること1:理念を伝える
最初に伝えていることは、仕事内容ではなく「理念」です。弊社の経営理念ですね。
株式会社Mind Oneの理念は、「英知と情熱を言葉に宿し、人を尊び個が輝く世界を創ります」というものです。
(ワーカーさんとのマッチングイベントでもできるだけお話ししています)
理念に従え、従わないと発注しない、ということではなく、こういった理念を持つ会社であり私ですよ、
ということを知っていただいた方が、仕事への理解も深まると考えているからです。
在宅ワーカーさんに伝えていること2:仕事内容を伝える
次に伝えていることは仕事内容です。当たり前ですが(^^;
仕事内容は、これまた当たり前ですが、より具体的に分かりやすく伝える必要があります。
なぜなら、在宅ワーカーさんのレベルやキャリアは様々ですので、長年制作会社で働いていた方もいれば、経験が浅かったり、在宅ワーカー向けスクールなどで勉強してきて実際に仕事を受注するのは初めて、という方もいたりします。
ですので、ワーカーさんの理解度などを確認しながら丁寧に打ち合わせをする必要があります。
在宅ワーカーさんに伝えていること3:金額を伝える
当然ながらお金の話が必要です。弊社はほとんどの場合、お支払金額を事前に決めているので「〇万円でお願いできますか?」とお話ししています。
すると、多くのワーカーさんは「いくらでも大丈夫です」「それで十分です」「そんなにいただけるのですか?」というふうに答えるんですよね(^^;
これはなにを意味するかと言うか、ワーカーさんの多くは、自身で価格設定をしていないということです。キャリアのある方の一部はそのようなことはないのですが、特に仕事をはじめたばかりの方などは「いくらでも良いです」ということがほとんどです。
(これは、 会う前に大まかな仕事内容とお支払金額を伝える場合もほぼ変わりません )
つまり、発注者側の言い値でそのまま受けてしまうということです。発注者が口にした金額が予想より高ければラッキー、低ければ落胆しつつも仕方なく受ける、ということになってしまってるのだと思います。
言い値そのままで安価で受けてくれるなら発注側としてはありがたいですが(^^;(もちろん、弊社は失礼にならない程度の金額をお支払いしているつもりです)、ときに、弊社では「どれくらいお支払いすれば良いですか?」と聞きます。
すると、「お仕事いただければいくらでも・・・」という返答がきます。
「でも千円、二千円じゃないですよね?」というやり取りをすることもあります(^^;
(驚くことに「いや、それくらいの金額でも最初は仕方ないと思っています」というような方もいます)
キャリアがないので強く言えない、とにかく仕事をもらいたいなどの理由があるのは理解できますが、少なくないワーカーさんが、自身の仕事に価格を設定していません。できない、といってもいいかもしれません。
結果、単価の安い仕事になってしまっている気がします。
ですので弊社としては、失礼ながら一般的な価格をお話ししたうえで、その人のキャリアやスキルを勘案しながらお願いする案件の金額を伝えています。
ちなみに、弊社ももちろん安い金額で発注できるならそれに越したことはありません。
ただ、安かろう悪かろうでは意味がないと思います。
ちゃんとした金額を支払い、しっかりと仕事をしてもらった方が良いと考え、またそのワーカーさんのスキルアップなどにつながり将来的に弊社と良い関係を築けるのであれば、適正価格でお願いした方が良いな、ということでそのような対応をしています。
在宅ワーカーさんに伝えていること4:仕事の進め方を伝える
キャリアがあり慣れているワーカーさんであれば、なんとなく呼吸を合わせて仕事を進められると思います。
しかし、慣れていないワーカーさんであれば、そう上手くいきません。
ですので弊社は、フェーズを一つひとつ細かくお伝えすることを意識しています。
メールで具体的に伝えたり、その後に念のため電話で不明点など無いか確認したりして、意図が伝わっているか、問題なく作業が進められそうかを把握しています。
また、弊社が仕事を発注しているワーカーさんの多くは子育て中の方です。そのため、朝の時間帯と、夕方以降は家事等で忙しくされています。
時間帯としてはおそらく朝6時~10時くらいまで、午後4時~10時くらいまでは忙しくされていると思います。
ですので弊社は、ワーカーさんが仕事をしている時間帯や連絡がとれやすい時間帯をあらかじめ確認しています。一方で、メールはなるべく1日数回は確認してもらうことやスマホへの転送設定などをお伝えしています。(任意ですが)
ほかにもお子さんの学校行事等で終日対応できない、インフルエンザにかかった、などもあるので、早めに言ってもらえれば納期は調整できるので気軽に連絡してほしいということを伝えています。
ワーカーさんの働き方や意識によるところも大きいですが、中には朝5時起きで仕事をする方もいます。そのような方は前日中にメールを送っておいたりすると翌朝に確認しすぐ作業をしてくれることもあるので、ありがたかったりします(^^)
ワーカーさんの働き方を掴めるとうまく進むことが多いですね。
仕事内容以外だと、使用するツールなども確認しておいた方が良いと思います。
ワーカーさんの多くは基本的なPCスキルは身につけていると思います。(Microsoft OFFICE、デザイナーであれば、illustrator、Photoshopなど)
ただ、それ以外のツールを知らない方も結構います。
例えば、Lineは多くの人が使用していると思いますが、Facebookメッセンジャー、Skype、zoom、チャットワーク、ギガファイル便、Googleスプレッドシートやドロップボックスでのファイル・情報共有などは使用経験がないワーカーもいます。
弊社はどちらかというとこだわりがないので、ワーカーさんが普段使用しているツールに合わせているのですが、ワーカーさんに使用歴や使い慣れているツールを確認しておいた方が良いでしょう。そのうえで、メインのツールはどれ、というのを決めるのが良いと思います。
まとめ:丁寧に伝えることで在宅ワーカーさんと信頼関係が築けるようになる
私が在宅ワーカさんと仕事をする際に伝えていることをまとめると、以下の4つになります。
- 理念
- 仕事内容
- 金額
- 仕事の進め方
このほかにも伝えることがあるのかもしれませんが、私はこれを最低限伝えることにしています。
マッチングイベントの場で伝えきれないこともありますが、最初に仕事をする際は直接お会いし、最低限これらを伝えています。昨今は新型コロナウイルス感染症の影響で直接お会いしての打ち合わせの機会は限られるかもしれませんが、オンラインであれ、まずは伝えるべきことを伝えるのは大切だと思います。
もちろん、ワーカーさんの働き方や事情もありますので、それらも丁寧にうかがい、お互いが気持ちよく仕事ができるよう、そして信頼関係を構築したうえで仕事がすすめられるよう努めています。